げじげじ日記

私の世界

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生活

生活は日々保たれる生活して自分自身を保つ体調と清潔と収入を保つ一人で、または何人かで 生活はふつう定住しておこなう規則正しいリズムで生活は進行してゆくそこには一種の満足感のようなものがある炊事洗濯掃除を全て外部に委託して生活するひともいるが…

幸福

午前中縁側に出て、釣りに使うパイプ椅子を日陰のコンクリートに置いて、座って、太陽に照らされた畑を眺めている苦瓜の壁の向こうからガサガサと人の動く音が聞こえる誰かが畑に出ているのだろう幸福、ということについておもう誰も共有することのない幸福…

心配と苦労

心配と苦労というのがわたしの家の雰囲気だった何か悪いことが起こるのではないかと心配し起こらないようにと苦労をする本当はやりたくないことをやる 自分のしているありとあらゆる思考が「心配」と一言で言い表せてしまうことに気付いてはっとしたわたしに…

心の中にあるもの

心の中に何かが詰まっているそれを感情、というらしい何か、のままでは捉えられないつらい悲しい嬉しいと言葉をあてるピッタリあてられると楽になる楽になるにはもう一つあって心の底にある栓を抜いて全部流して空にしてしまう淀んできたらそのつど淡々と流…

労働

昼ごはんを食べて、ひとまず労働が終了した独り者にとって飯は労働のようなものだ単なるエネルギー補給に過ぎないまずいものでなければ、の話だが 労働を頭脳労働感情労働肉体労働と分けるならば頭脳労働が総じて賃金が高く感情労働は様々な形が存在し肉体労…

社会

少しずつ癒えてゆくのだろうわたしは 昔の夢をみたそのころわたしは自分では気づかなかったが精神的に参っていたわたしの知り合った人々とある社会との交流そこでは日本の社会らしく真実や事実よりも強いことが全てなのだった強さとはある種の鈍感さである結…

淡々と(その二)

ものごとをやりたいか、やりたくないかで分けるんでなくてやるか、やらないかを先に決めてしまう直感でも経験でもいいそして淡々とやるもしくは淡々とやめる淡々と生きることはわたしにとって無条件に「よいこと」なのだたとえ悪事だろうと淡々とやるのはよ…

身体

今感じている感情を言葉にするのはすごく難しい悲しい、が近いのだが理由がない身体の全ての出口が塞がって内部の感覚が深くなる外部のことは何もわたしの身体に干渉しない過去のことを考えているわけでもない未来のことを考えているわけでもない何もかもど…

悲しみ

腹の底に石が詰まったような 悲しみがある重くて重くて立ち直る、なんてことは到底思うこともできないくらい落ち込んでいる 悲しみは身体の静けさと頭の中を支配している悲観的なイメージの融合したものなんとかなるさと楽観的になっても何も起こらない身体…

元気

街に出てみると元気な人はあまりいない大きな声を張り上げて元気な声を作ったりして元気なふりをしている人は大勢いる元気なことではなく元気に見せ掛けることが重要なのだ元気がないものはガス室に送られるそう脅されているかのように元気なふりをする新鮮…

目が覚める7時48分眠った時間を計算するよく眠ったほうだでも起きる気にならない起きても起きなくても同じだやることはない腹が減っていたら食べる腹は減っていないやりたいこともやるべきこともないながいながい18時間かそこらをどうやって埋めるか眠ってし…

熱狂

心には浅いところと深いところがあって感情のほとんどは浅いところから生まれる身体をぶるぶる震わせていようと浅いところから生まれた熱狂は何も生み出さない終わったあとは孤独感しか残らない熱狂とは人の生の感性からくるものではなく頭で作り上げた種々…

淡々と

わたしのかつての姿をわたしは覚えている何をしていたわけでもないのに やる気と意欲に満ち溢れていた頃の姿今のわたしは やる気もなければ意欲もない そのことを 受け入れられないでいる覚醒剤の切れた気分というのは こういうものなのだろうか他人との比較…

会得

思考を停止した脳みそはただの血管となって血液が通り抜けてゆく脳みその中にあった血液から言葉の粒子を取り出すための網はもうなくなった血液は前後左右上下のあらゆるものを溶かし腹のなかで血液から言葉が染み出して心臓に到達しかくして言葉は会得される

対話

責められる おまえのような人間は 助ける価値がない 助けられる価値がないおまえはこの世界に何をもたらした? 何も生まなかった 何も作らなかった 何も見せなかった助ける? 何のために?おまえはもう助からない これは残念なことではない 残念だとおもう人…

狂気

わたしは何かによって狂わされたのではなく 狂気はわたしの内にあった狂気を持つひとびとの中で わたしの狂気は花を開いた穏やかな狂気の中でものごとは楽しく それでもどこかで狂いを感じている わたしの狂気はまだ種子のままであるが 少しずつキズがつき始…

反省

反省、というものをしたことがないだが、今からやることは反省というのかも知れない 心の表面に何枚も重たい板が無造作に積み重なっていて、一枚を持ち上げて取り除こうとしても上に乗っている板が邪魔をしてなかなか取り出せない反省、をしようとするとそん…

不自由なアタマ

腹が減った 憂鬱で何も作る気がしない何もやりたくない けど、焦っている閉じこもっている なにもかもわたしに無関心なこの世界で わたしは自由ではない全てが停止した部屋 自由は何処にある わたしもきっと停止した ゆいいつ動いているのは わたしの心臓わ…

何が面白いか

何の才能もない、と思うことがある才能、というのは表現されることで存在が確認される 表現されないところに才能はないところがその表現というやつがどうにも苦手だ 人に見せたくない、というのではなくて、自分でも見たくないという感じに近い 形を持たせる…

こころ

日常のいろいろな場面で 私には語ることばが無い、ということが よくあることばを語っても ただ悲しみが増すだけ という気がして 開いた本を閉じるように こころの中の 何かが閉じられた閉じられたものは半透明なゼラチンの塊となって ぎゅっと圧縮して何か…

死体のことば

外のものについて何ひとつ言うべきことがない愚痴や 文句や 賞賛や 質問も 何も言うべきことがない発散したいことも 繋がりたいものも 知りたいこともない日本語で「なぜ」と問うことの不毛さ 理由を知ってももはや全ては手遅れなのだと 日本語の全てが言っ…