げじげじ日記

私の世界

悲しみ

腹の底に石が詰まったような 

悲しみがある

重くて重くて

立ち直る、なんてことは

到底思うこともできないくらい

落ち込んでいる


悲しみは

身体の静けさと

頭の中を支配している悲観的なイメージの

融合したもの

なんとかなるさと

楽観的になっても

何も起こらない

身体は静止している

なんとかなったところで

どうだというのか

失われたものは

戻ってはこない


立ち直る、癒える

という方向へ

目を向けることさえもできない

それは余りにも果てしなく遠いところにある

早くよくなりたい

そう望むものの

「よくなる」ということが

どういうことなのか

分からない

悪くなっていることは分かる

よくなることは分からない

だがわたしはよくなることを

即ちよいことをしなくてはならない


悲しみとは

よいことが一つも見つからないことなのだ