げじげじ日記

私の世界

地獄

毎晩深夜になるとそれはやってくる

地獄、としか形容できない

背中の痛みとつらさ

自分の持っている知識を総動員しても

何の説明もつかない

理解できない

言葉にならないつらさ

受け入れ難い

感情的というよりは

衝動的なものだ

自分の身体が爆発四散するのを

必死に抑え込んでいるような感じ


今日感じていたことには

生活に全く現実感がないということだ

仕事にしろ

買い物にしろ

家事にしろ

遊びにしろ

現実感がまるでない

ショウケースの中の世界で

世界は

全く自分と切り離されて存在している

世界は

自分と無関係にどんどん進行してゆく 

わたしは座って現実が通り過ぎてゆくのを

黙って見ている

無関係

どこかの地点で座り込んでしまった

わたしの心

孤独の極


人間はおそらく思い込みと現実を区別できないから

思い込みを排除しようとすれば

現実感覚そのものを失う

失った後に残るのは

ショウケースのなかの世界

つまり世界の手触りを形作るのは

人間の思い込みであって

現実を直視する努力ではない


これもまた

傷が癒えるために必要なことなのだろうか

そう思わないと

耐えられそうにない