尊敬
今週は久しぶりに友達と会ってラーメンを食べに行ったり
ゲームをしたり飲みに行ったりした
誰にも会わないで生活をしているわけではないが
他人の生活空間に立ち入らないことが長かったので
自分の生活を客観的に見るということがなくて
自分の生活をみすぼらしいものだと思っていた
のだけれど
案外そうでもなくて
ここから先はうまく言えないのだが
ゴチャゴチャした部屋の中で
毎日を切り開いてゆくというのも
また生活だ
それは都会でも郊外でも田舎でも同じことで
戦いのかたちが異なるだけ
日々の生活を生活と感じるかどうか
希望があるかどうか、というのも近いようで少し違っている
希望はなくてもよい
ただ、先のことをくよくよ考えたり
過去のことに囚われたり
といったことが少ないのなら
生活と言えるのではないか
日本の都会では
田舎でもだが
みな土や岩のような顔をしながら
他人に踏みつけられ踏みつけながら
生活ならぬ生活をしている
「世界が尊敬する○○」
「世界が羨む○○」
を目指す必要なんて、どこにあるのだろう
金を欲し
その次は
尊敬されたがるのか
尊敬を求めて
人生を台無しにするのか
尊敬は無い方がいい
失礼なことをしなければいい