げじげじ日記

私の世界

心の中にあるもの

心の中に何かが詰まっている

それを感情、というらしい

何か、のままでは捉えられない

つらい

悲しい

嬉しい

と言葉をあてる

ピッタリあてられると楽になる

楽になるにはもう一つあって

心の底にある栓を抜いて

全部流して空にしてしまう

淀んできたらそのつど淡々と流してゆく

とにかく空っぽにしてしまう

頭も心も空っぽになったとき

からだが息づいているのがわかる

全てをわたしのからだが受け止めてくれている

空っぽになってはじめて

堂々巡りの苦悩や悲壮感はなくなり

さて、どうするか、と考え始める隙間が生まれる


心の中にあったものは

感情だけではなく

他人である

心の中に他人がいて

べらべらと何かを言う

それは自分の声ではない

他人を心の中から追い出せ

他人とは

わたしの心の外にあるもの

心の中にいる彼らは

厳密には他人でさえない

亡霊のようなもの

亡霊を追い出せ

そうすれば

心が軽くなる