げじげじ日記

私の世界

身体

今感じている感情を言葉にするのはすごく難しい

悲しい、が近いのだが理由がない

身体の全ての出口が塞がって

内部の感覚が深くなる

外部のことは何もわたしの身体に干渉しない

過去のことを考えているわけでもない

未来のことを考えているわけでもない

何もかもどうでもよくなって

孤独も感じない

誰かと話したいとも思わない

眠くもない

自分はまるで一つの物体になったかのように

沈黙している

感情も思想もなく

本能もあるのかないのか分からない

心臓の鼓動はよく聞こえる

呼吸を深くしたら

力が抜けたようになって

気持ちがよくなった

心は落ち着いてある


ぼーっと机の上のコップにプリントされているアニメキャラの絵柄やボトルのラベルをみていると

文明が滅びた後の世界にいるような妙な心地になる

これらは文明から切り取られたモノであって

文明そのものではない

人間は退屈だから文明を作ったのだろう

退屈を受け入れなかった


わたしの身体と心は互いにそっぽを向いていて

腹は空いているのに食べる気にならない

眠くはないが起きる気がしない

ということがよくある

大抵心の方を優先して

身体は置き去りになる

身体が喜ぶことをしたい