げじげじ日記

私の世界

淡々と

わたしのかつての姿をわたしは覚えている

何をしていたわけでもないのに
やる気と意欲に満ち溢れていた頃の姿

今のわたしは
やる気もなければ意欲もない
そのことを
受け入れられないでいる

覚醒剤の切れた気分というのは
こういうものなのだろうか

他人との比較は
10年も前に卒業した
次は自分との比較を卒業すべきか

すべきか、と言っていられるほど
悠長な話でもなく
もはやそうしなければ
生きることが難しい

やる気も意欲もないが
生きねばならぬ
淡々と
淡々と
それでも心はまだ死んではいない

やる気と意欲に満ち溢れ
雨に濡れるのも全く気にせず
一心不乱にやるわたし

やる気も意欲もない
雨に濡れるのも嫌だ
それでも淡々とやるわたし

前者のわたしはもはや戻ってはこない
あれは儚い夢だったのだ

後者のわたしは
そんなに悪いものなのか
それはやってみなければ分からない
前者との比較だけで語れるようなものではない