ダサい台詞
頭の中には常に様々な想念が湧いては一部消える。残ったものは言葉になる。
頭の中に浮かんだ言葉は全て自身の真実であるがそれは自身にとって望ましいものとは限らない。
思い浮かんだ言葉は例えば人間ドラマ系の漫画に出てくる場末の飲み屋の疲れ切ったサラリーマンのようなセリフのようであったりする。
絶対に口に出したくはないようなダサい言葉である。
「畜生、どうしてこんなことに…こんなつもりではなかったのに!」
「俺は悪くない、少し運が悪かっただけだ、今に良くなるんだ、でも俺は何もしていない…」
まるで漫画である。そしてダサい。人間はしばしばダサいものであって、それ以上のものではない。
昨日今日と、こんな言葉ばかりが頭の中を駆け巡り、ずっとカリカリしている。
さて、どうしたものかな。